会社員時代、心身ともに疲れがたまってくると
決まって近くの中華屋さんに駆け込んでは
熱々できりっとお酢の効いた酸辣湯麵を頼んだものです。
(私の渋めのエピソードから紹介するのが申し訳ない、、、笑)
でも、今回はキュートでポップなお店。

フルーツ王国山梨で天然の色素のみを使い
いつまでも眺めていたい、目にも美しいアイシングクッキーを作っている
MeL BakeShopに食のストーリーを求めてクラウド旅してきました。

アメリカで幼少期を過ごした店主の古屋さんにとって
異国でのちょっぴり寂しく心細い日々を温かく迎え入れてくれたのが
ご近所さんとのティータイムに味わった素朴なアメリカンスイーツたち。
その時感じた特別な思いがとMeL
BakeShopの土台になっているらしい
店名のMeLは北欧の言葉で「甘い、とろける」そして「小麦粉」の意味があるという。
世界中で形を変えながら、様々なスタイルで愛されている「小麦粉」への尊敬の意を込めて。
そんな命名された話は、ほのぼのとまたユニークな神話のようで興味深い。
目で楽しみ、味を楽しみ、
さらにそのストーリーまでを楽しめるMeL
BakeShopのアイシングクッキー。
お店に並ぶ通常品以外にオーダー製作もあり、
3Dプリンターで作るオリジナルのクッキー型から生み出されるそう。
可能性は無限大。

常連さんの中には、息子さんがその年にハマっているものをオーダーして
誕生日にプレゼントしているご両親がいらっしゃるとのこと。
コンセント⇒恐竜⇒虫たち!
作り手の古屋さんも毎年どんなものがオーダーされるかワクワクしながら、
その息子さんの成長を見守る感覚だそう。
こうなると私も今後の展開が気になる。

アメリカやイギリスがルーツとされているアイシングクッキーで、
「伊勢えび」や「かまぼこ」などの「おせち料理」を表現し、もっと日本文化を伝えたいと話も印象的。
冠婚葬祭の贈り物としてのご利用も多く、お葬式で生前の思い出を形にオーダーされることもあるそう。
最初は意外だったけれど、なるほど、と感心しました。

そして最近、古屋さんが力を注いでいるのは「ご当地ガチャ」。
各地方の名物などを形にしているので、人気上昇中で注目度も高そう!

また、賞味期間が短いため対面販売限定ですが、
アイシングの部分が完全に固まっていないねっとりとした状態の
「半生アイシングクッキー」もお勧めだそう。
これも気になる!
最後にこれからやってみたいことをお尋ねしたところ
山梨ならではのフルーツをふんだんに使った"生"アイシングクッキー作りだそうです。

クリエイティブでオリジナリティ溢れるストーリーのある贈り物にぴったりの
わくわくする美味しく可愛い世界へ旅してみませんか。
ライター:ヒョンア